- 2017/3/27
- 大阪店
- 和装
色打掛の柄の意味はご存じですか?
柄や色の種類が豊富で幅広く個性が引き出せる色打掛をご検討されている花嫁さま、
色打掛に施された柄や色の意味はご存知でしょうか?
本日は柄や色についてご紹介致しますので、ぜひ色打掛を選ぶ際の参考にしてみてください。
まず色打掛とは、白無垢と同格の婚礼衣裳で、挙式・披露宴のどちらでも着用ができます。
ですので挙式は白無垢、お色直しで色打掛を選ばれる花嫁様も多くいらっしゃいます。
花嫁様しか着用できない特別なお衣裳なので、お式でお召しになられる
お衣裳の1つとしてぜひ色打掛も取り入れてみて下さい。
そんな色打掛によくあしらわれている柄ですが、
【鶴】
“鶴は千年亀は万年”ということわざを聞いたことのある方は多いと思います。
これは中国の不老不死の仙人が、鶴と亀をしもべとしていたことから生まれたことわざです。
このことから「長寿」も縁起物として鶴は描かれています。
着物では同じく長寿を示す「松」として一緒に描かれていることも多いです。
【菊】
菊は漢方薬として用いられたことから「不老長寿」「無病息災」などの意味があります。
日本皇室の紋章として用いられる尊い花で、「気高さ」などの象徴でもあります。
【牡丹】
小さな蕾から大きな花を咲かせることから牡丹の柄は「豊富」を象徴しています。
また牡丹の花は、蓬莱(ほうらい)という中国伝承の理想郷に咲く花とされています。
そのため「嫁ぐ先が蓬莱のように幸せでありますように」という幸せを願う思いも込められています。
【梅】
梅の花は寒さを耐え忍び、春一番に美しい花を咲かせます。
そこから「忍耐力」「美しさ」の象徴とされ、「厳しい状況でも笑顔を絶やさない」という意味が込められています。
【熨斗】
熨斗鮑と呼ばれる神へのお供え物がもととなり、長寿に続くものとして古くから縁起物とされてきました。慶事の進物などに添えた熨斗を、さらに細長い帯状に文様化したおめでたい柄です。
続きまして色打掛の“色”についてご紹介致します。
まずは花嫁さまの打掛といえば赤!
赤は「生命の色」「太陽の色」とされ、世界各地で神聖な色とされています。
またそのことから「魔除け」と言った意味も込められています。
白無垢から赤の色打掛にお色直しをされることで「生まれ変わり」を表現するのに使われるお色です。
桃色といえば桜色だったり桃の節句だったりと春を彷彿させる色ですが、
何より「愛情」の色として結婚式にふさわしい色です!
暖色系は花嫁様の顔色も明るく見せてくれるというのも嬉しいポイントです。
金色は「富貴」「豊穣」などを意味するおめでたい色で、婚礼衣装には必ずと言っていいほど取り入れられます。
また身分の高い人の装飾品として愛された色なのでとても高貴で、「神聖」な色とされています。
寒色系の色打掛も最近人気が出てきています。
特に青色は澄み渡る空と海の色で「高潔」「純潔」を表す色です。
また、結婚の際にはサムシングブルーとして何か青いものを身につけると幸せになるとされています。
色打掛の柄と色について紹介致しましたがいかがでしたか?
色打掛の柄と色の意味合い以外に、お衣裳選びの際に気を付けて頂きたいポイントが
“自分の体型に合わせて柄を選ぶ”ということです。
「背の高い方は柄の大きな着物を、背の小さい小柄な方は柄の小さな着物を」
こちらのポイントもぜひ色打掛を選ぶ際の参考にしてみてください。
柄や色の意味を知ると、衣裳の選び方や見方が今までと変わりますよね。
お好みはもちろんですが柄や色の意味合いも含め、お衣裳選びを楽しんでくださいませ。
是非TAGAYAでお気に入りの和装をお探しください!
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
Hello, everyone.
I’m Yuka Ebisuya and work as a stylist of TAGAYA.
Today I would like to introduce “kimono ”.
Please take a look.
From stylist Yuka Ebisuya .
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