• 2017/2/10
  • 神戸店
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白無垢の歴史☆

日本古来の伝統婚礼衣装である白無垢。

白無垢とは中に着るお着物や小物類も白で統一された和装のことで

和装の中では一番格式が高いお衣裳とされ、室町時代頃に始まった最も古い婚礼衣装です。

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白は日本において〈神事の色〉〈神聖な色〉とされ純真さや清純の象徴の色です。

嫁ぐ家の家風に染まるという昔ながらの日本ならではの考え方を表し、

新婦様の結婚への決意を込めたお衣裳です。

新郎様の色に染まる…という意思の表しですね!

 

また、全身を白色で統一した白無垢のほかに裏地やふきに赤が入ったものもございまして、

江戸時代の末期になってからお目見えするようになったお衣裳です。

はこせこなどのお小物で赤を入れているのもございますね!

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赤色には〈内に秘める情熱〉〈一生懸命にお仕えする決意〉という意味があり、

白で統一したものと同様、結婚への強い決意を表しております。

最近は洋髪を和装のお着物に合わせるというカジュアルな和装を好む花嫁さまも多くなってきましたが

まだまだ人気の衰えない《白無垢に日本髪》スタイル。

 

〈文金高島田〉という明治時代以降花嫁様の清掃として定着した

未婚女性の髪型の代表的なかつらに合わせた【綿帽子】【角隠し】をご紹介します。

徳川八代将軍吉宗の時代に貨幣を「文金」と呼び、演技がよいういわれがあります。

【綿帽子】

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室町時代から江戸時代にかけて全国へ定着していった綿帽子は

女性の外出時の防寒用としてかぶられていたのが起源といわれています。

徐々に婚礼用のかぶりものとして使用されるようになり、

結婚式においては〈挙式中花嫁様が新郎様以外の人に顔を見られないように〉

という意味が込められ、初々しさや奥ゆかしさの象徴となっております。

ウエディングドレスでいう、ベールのようなイメージですね☆

綿帽子は白無垢にだけ合わせることができ、特別な花嫁姿を演出していただけます。

【角隠し】

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綿帽子のほかに花嫁様を魅了するのが角隠し。

綿帽子とは違い、白無垢だけでなく色打掛にも合わせることができます。

角を隠して夫に従順になるという意味が込められています。

その昔、女性は嫉妬心が出ると角が生え鬼になるという言い伝えがあり

鬼になるのを防ぐおまじないとして角隠しをしたことが由来とも言われています。

意味を知ると白無垢の良さを改めて感じますね…☆

嫁ぐ決意をあらわす覚悟を持って衣裳選びをされるのも素敵です。

 

ウエディングドレスと同じように新婦様だけがお召しいただける《白》のお衣裳。

日本人ならではの白無垢、ぜひご試着へお越しくださいませ。

 

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TAGAYA 神戸店 宮崎 遥加

Hello, everyone.

I’m Haruka Miyazaki and work as a stylist of TAGAYA.

Today I would like to introduce a “Shiromuku”.

Please try this and enjoy your weekend !!

From stylist Miyazaki