- 2016/9/26
- 神戸店
- 和装
日本の奥ゆかしい伝統美
皆さま こんにちは☆
TAGAYA神戸店 スタイリストの岡田です。
本日は日本女性の伝統美であります和装のお小物についてご紹介致します。
皆さま、和装の際に花嫁様の胸元に注目されたことはありますでしょうか。
現在では装飾的に使われていますが、そのほとんどが江戸時代には実用品だったもの。
その意味を知っていれば、それを装って嫁ぐ日の特別感も格別になるのではないでしょうか。
ここでは代表的な和装小物を紹介します。
懐剣(カイケン)・・・帯にさす懐剣はかつて武家の女性が護身用の短刀を持っていた習慣が受け継がれたもの。
「いざというときは自分で自分の身を守る」と意味が込められており、帯の右側にさします。
今ではアクセサリーとして華やかさを添えるアイテムです。
筥迫(ハコセコ)・・・胸元にはさむもの。
江戸時代、武家の娘が懐紙や鏡、白粉などを入れていた化粧ポーチのようなもの。
末広(スエヒロ)・・・ご新郎ご新婦様が手に持ったり、帯にさす扇子の事。
次第に広がっていく形状から「将来に向けて末広がりに幸せになるように」との願いを込めて末広と呼びます。
角隠し・・・結った髪の上にかぶる帯状の布。
江戸時代の女性が外出の際の魔除けやほこりよけとしてかぶっていた揚帽子が原型と言われています。
「角を隠して夫に従順に従う」という意味も。
綿帽子・・・結った髪の上にかぶる白い袋状の布。白無垢のみに使用できます。
草履・・・かかとに高さがあるものが礼装用とされています。白無垢以外はゴールドが一般的です。
TAGAYAでは和装のお小物も多数取り揃えております。
日本人ならではの婚礼衣装で品と伝統を楽しんでみてはいかがでしょうか。