• 2017/3/1
  • 大阪店
  • 和装

織物の最高峰【唐織】の色打掛

皆様こんにちは。

いつもTAGAYA BLOGをご覧頂き、ありがとうございます。

 

本日は色打掛のご紹介です。

TAGAYAは和装の本場・京都の老舗呉服店として始まりました。

取り扱うお着物は、真の日本の伝統と美を大切に、

TAGAYA独自の色柄や風合いのある作品揃えを進めております。

本日は、そんなTAGAYA自慢の和装から、【唐織】の技法を用いた色打掛のご紹介です。

 

唐織とは、能装束の代表とされるもので、

主に女役の表着に用いられます。

最高級の絹糸を使用し、工程は全て職人の手作業で行われ、

織り上がるのには長い年月を要します。

張りのある風合いは上質な絹糸ならではの特色で、

豊潤なボリュームが他の織物には出せない魅力です。

 

【花つぼに亀甲】

 

唐織は能衣裳であることから、

重厚な趣や色合いを持つものが多くありますが、

こちらはあえて柄の配色を明るく、

優しいものにする事で、華やかな印象に仕上げました。

明るい地色が愛らしさを印象づける逸品です。

 

【秋草刈柴文様】

 

柄は菊を始めとして萩、桔梗といった秋の草花を、

やわらかくすっきりとした生成りの地に、

明るい色使いで愛らしく織り上げ、

格調高く可愛らしい印象の一着です。

 

【吉祥慶長熨斗】

 

古典的な美をより近代的な装飾性へと展開させた、

江戸時代慶長年間の意匠を、現代風に構成しました。

大胆に描かれた熨斗は贈答品につける飾り物の形を文様化したもので、

両家の結びつきを深める意があります。

 

【桃山花比べ】

 

桃山時代の華やかな彩りと、高度に洗練された技巧と特徴がある打掛。

その特徴を生かし、豪華な雰囲気を持つ意匠を、

現代の色打掛として復元し製作致しました。

能装束などに用いられていた伝統的な柄を色紙取りに配置した格調高い逸品です。

 

【絢爛熨斗雪輪紋】

 

白地を埋め尽くすほど様々な色彩をもった文様が

散りばめられた総絵羽の色打掛です。

日本の伝統色を意識しながら甘めのピンクを併せて

現代的な可愛らしさを演出しています。

 

【草花文】

 

海老茶とベージュの市松地に、古典色で調和のとれた深みのある色彩と、

幾代も伝えられた文様に、伝統そのものの魅力で強く感動させられる唐織が

現代の打掛によみがえった作品。

上質な絹糸ならではのツヤや光沢を醸し出します。

 

【典雅花車文】

昭和初期の丸帯をモチーフに、

唐織綴という最高級西陣織により総絵羽で整織した、

他に類をみない逸品です。

当時の織物を丹念に研究し、

特徴であった日本画のようなぼかし表現が、

唐織特有のボリュームと重なり、優しく華やかな印象を与えます。

 

いかがでしたでしょうか。

伝統的な技法を用いた格式高い色打掛を

是非ご試着頂ければ幸いです。

古典的な文様からモダンなデザインまで華やぎあふれる色打掛を、

刺繍、織、柄など豊富な品揃えでご用意しております。

また、色打掛に合せせるハコセコも様々な種類を無料でご用意しておりますので、

オリジナルのコーディネートを楽しんで下さいね☆

 

皆様のご来店を楽しみにお待ち致しております。

ご予約はこちらから

 

TAGAYA大阪店 スタイリスト 池みなみ

 

Hello everyone.

I’m Minami Ike  and work as a stylist of TAGAYA.

Today I would like to introduce about the “irouchikake”.

Everyone will hope and take in, too.